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社会活動
社会活動 - 知の発見 -
科学技術のみならず、文化や芸術、ライフスタイルに関する知識を共有し、よりよく生きることに役立てる情報デザイン手法の開発と、その実践に興味を持つ。世界の女性ロボット研究者コミュニティ「Women in Robotics」の構築、「デジタルミュージアム日本民藝館」の制作運営などを手がけてきた。
Women in Robotics & WIE
Women in Robotics, Human Science and Society勤務するキャンパスで、以前参加したことがある、知的自律システムに関する国際会議IAS-9が開かれることになった。ここはひとつ、参加者集めに協力しようと考え、 Women in Robotics, Human Science and Technologyというオーガナイズドセッションを企画した。交流会をしましょう、その前にセッションで研究発表しましょうと、国内外の知り合いの女性ロボット研究者に声をかけた。なんと9人もの発表者が集まり、せっかくだからやってみてはどうかとの議長の勧めで、パネルディスカッションWomen in Robotics, Human Science and Societyも開くことにした。
こんな勢いではじめた企画ではあったが、先輩女性研究者から様々な話を伺うことができ、非常に勉強になった。また、世界中の研究者が、女性を含めた次世代の研究者育成に関し、様々な取り組みをしていることを知った。一連の活動を、コミュニティサイトWomen in Robotics towards Human Science, Technology and Societyを通じて発信したことがきっかけとなって、各国の女性研究者からの問い合わせがあり、世界の女性ロボット研究者コミュニティが創発的に生まれた。この輪を定着させるため、日本ロボット学会誌において、Women in Roboticsという特集号を組み、世界中の女性ロボット研究者に寄稿して頂いた。
理工系諸分野において、女性研究者はマイノリティであるが、世界に目を向ければ多くの優れたロールモデルを見つけることができる。また、国内には、研究と生活を調和させている優れた先輩研究者がたくさんいる。こういった方々をネットワークし、新しい研究分野を開拓する研究会として育て、引き継いでいきたい。

また、Women in Roboticsの活動をきっかけに、IEEE Japan Council Women in Engineering Affinity Group (WIE) に、幹事として参加し、講演会や交流会の企画を行っている。

参考文献:
[1] 大武美保子,本間敬子,横井浩史,淺間一,新井民夫.Women in Robotics towards Human Science, Technology and Society at IAS-9.日本ロボット学会誌, vol. 24, no. 5, pp. 564-569, 2006.

リンク:
- パネルディスカッション開催報告 Women in Robotics, Human Science and Society(2006-)
- 日本ロボット学会誌Vol.24, No.5, Women in Robotics特集号(2006)

- Women in Robotics towards Human Science, Technology and Society(2006-)
- IEEE Japan Council Women in Engineering Affinity Group(2006-)
デジタルミュージアム日本民藝館
STAMP collage of the museumウェブ技術に出会った時、美術館博物館巡りが好きだった大武は、これでデジタルミュージアムが作れると直観した。そこで、展示空間そのものが作品であるという考えに基づいて、民家を改造して作られた日本民藝館をネットワーク上に再構築することにした。民藝という一見デジタルと相容れなさそうに見えるアナログな文化を持ち込むことで、ネットワークがより創造的な場になりうると考えたのである。企画書を持って館を訪れ、許可を頂いた。約3ヶ月かけて文献を調べ上げ、コンテンツ化し、1995年にオープンした。その後は、小学生を含む広範の世代の、世界中の方に訪れて頂き、展示と同時にその根本となる用の美の思想を伝えることができた。情報デザインを実践的に研究することを目的とする用の美システム研究会を作り、その仲間と共に制作、運営を10年間継続した[1, 2]。
2001年から2002年にかけて、観客が美術館を鑑賞するプロセスを作品化することにより、効率的にコンテンツを制作する手法を考案し、ワークショップ形式で観客がデジタルミュージアムを制作するという世界初の実験を行った。研究成果をまとめた論文をコンピュータヒューマンインタラクションに関する国際会議で発表したところ、会議中に開催されたハイライトのパネルディスカッションに選出され、注目を集めた[3]。
活動を自然な形でコンテンツ化するスタイルは、研究・教育・社会活動の基盤となるものである。現在は制作会社に制作を引き継いでいるが、得られたノウハウやヒトのつながりを今後の活動に活かしていきたい。

参考文献:
[1] 大武美保子. 七年目を迎える日本民藝館ホームページ, 民藝, vol.582, pp.28-32, 2001. (abstract)(pdf)
[2] 大武美保子. 日本民藝館インターネットで情報発信, 民藝, vol.520, pp.62-64, 1996. (abstract)(pdf)
[3] Takashi Kiriyama, Mihoko Otake, Hiroya Tanaka, Junichi Tokuda, Haruka Tanji, Takeshi Matsushita, Masatoshi Arikawa, and Ryosuke Shibasaki. Exploring Exhibit Space in a Personal Perspective: An Interactive Photo Collage of a Folk Crafts Museum. In Proceedings of ACM SIGCHI Designing Interactive Systems, pp. 393-398, 2002. (abstract)(pdf)

リンク:
- 日本民藝館(1995-2005)
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