QST、製薬企業などと協働し精神神経疾患のバイオマーカー開発を促進
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-26 7:00)
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量子科学技術研究開発機構(QST)は2024年6月19日に記者懇談会を開催した。懇談会ではQST脳機能イメージング研究センターの樋口真人(まこと)センター長が登壇し、QSTが製薬企業などと連携して進めている精神神経疾患のバイオマーカー開発の取り組みについて紹介した。
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英Resolution社、肝硬変の再生医療に自家マクロファージ療法を開発
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-26 7:00)
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末期肝疾患(ESLD)を対象とするマクロファージ療法を開発している英Resolution Therapeutics社は2024年6月5日、非改変自家マクロファージを用いた第2相試験(MATCH試験)で肝硬変を対象とする概念実証(POC)を達成し、臨床実効性を確認したと発表した。さらに、臨床応用に向けて改変自家マクロファージの創製プラットフォームを確立したと発表した。同日、これらの研究成果が欧州肝臓学会(EASL)で報告された。
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中国Gannex社、経口THRβ作動薬の第2相でMASH患者の肝脂肪含量が68.2%減少
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-26 7:00)
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中国Ascletis Pharma社の完全子会社で代謝異常関連脂肪性肝炎(MASH)に特化した開発に注力している中国Gannex Pharma社は、2024年6月5日〜8日に開催された欧州肝臓学会(EASL)で、甲状腺ホルモン受容体ベータ(THRβ)作動薬(ASC41)の第2相臨床試験の中間結果をポスター発表した。同年6月10日、自社HPでそのポスターを公開した。肝線維化の有力な予測指標とされる肝脂肪含量(LFC)をMRIのプロトン密度脂肪分画(MRI-PDFF)から精密測定し、ASC41が12週間で最大68.2%減少させたことが分かった。
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主要バイオ特許の登録情報、2024年6月12日〜6月18日発行分(登録番号・発明の名称・出願人・要約)
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-26 7:00)
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一般社団法人発明推進協会が発行する「特許公報」2024年6月12日〜6月18日発行分より、バイオ関連と判断できる主な特許の登録情報を以下に掲載します。
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アンジェスの条件期限付き承認されていた重症向けのコラテジェン、正式承認の取得断念
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-25 7:00)
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アンジェスは2024年6月24日、重度の閉塞性動脈硬化症を対象に条件期限付き承認を取得していたヒト肝細胞増殖因子(HGF)遺伝子治療用製品「コラテジェン」(ぺペルミノゲンペルプラスミド)について、正式承認の取得を断念し、申請を取り下げると発表した。今後、米国で実施した臨床試験の結果を踏まえ、軽症から重度まで重症度を問わない形で、閉塞性動脈硬化症患者を対象に新しく国内で承認申請する方針だ。
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3Dマトリックス決算、米国での消化器内視鏡領域の成長で売上高伸長
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-25 7:00)
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自己組織化ペプチドを基盤技術として止血剤などの開発・製造・販売を手掛けるスリー・ディー・マトリックス(3Dマトリックス)は2024年6月19日、2024年4月期(2023年5月〜2024年4月)の決算説明会の動画を配信した。米国での消化器内視鏡領域の止血剤の売上高が大きく成長し、2024年4月期の売上高は前期比98.3%増の45億8800万円となった。
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米Virion社、慢性HBV感染のワクチン候補VRON-0200の第1b相で好結果
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-25 7:00)
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米Virion Therapeutics社は2024年6月5日、B型肝炎の機能的治癒を目指して開発している、免疫チェックポイント修飾作用を持つ治療用ワクチン候補VRON-0200を、初めてヒトに投与した第1b相試験で得られたデータが、6月5〜8日にイタリアで開催された欧州肝臓学会(EASL)2024で、ニュージーランドAuckland大学のEd Gane氏によって報告されたことを明らかにした。
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米Target RWE社、肝疾患RWD研究の登録患者が40万例超に拡張
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-25 7:00)
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医療のリアルワールドデータ(RWD)からリアルワールドエビデンス(RWE)を提供する事業を展開する米Target RWE(ターゲットRWE)社は2024年6月4日、肝疾患レジストリ「TARGET-LD」の登録患者が40万例を超え、フォローアップ期間が累計1500万カ月を超えたと発表した。代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)など慢性肝疾患の発症原因や進行のメカニズムを解明するためのRWDが幅、奥行きともに大幅に拡張したと位置付けている。同社は、より高精度の科学的根拠を付与するデータ資源として、基礎研究や新薬開発への活用性が向上するとしている。
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理研がGWASで新規狭心症関連遺伝子を同定、急性心筋梗塞による死亡率上昇にも関連
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-25 7:00)
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理化学研究所(理研)は、日本人の冠攣縮性(かんれんしゅくせい)狭心症を対象に、世界で最大規模となるゲノムワイド関連解析(GWAS:Genome-Wide Association Study)を実施し、冠攣縮性狭心症の病態に関わる重要な遺伝子領域を同定した。その領域に変異がある場合、冠動脈疾患が無くとも変異のない人に比べて、将来、急性心筋梗塞によって死亡するリスクが高まることも分かった。研究成果は、2024年6月18日付でJAMA Cardiology誌のオンライン版に論文が掲載された。
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AMEDの注目課題ピックアップ、東工大の山吉氏、核酸医薬を細胞内送達する新技術で革新的ながん治療を開発
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-25 7:00)
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従来の医薬品では治療困難だった疾患やがんに対する新たな分子標的医薬として、核酸医薬の開発に期待が集まっている。既に一部の疾患に対し実用化しているが、適用範囲をさらに広げるためには、分子量が大きい核酸医薬を細胞内に効率よく送達するドラッグデリバリーシステム(DDS)が必要だ。東京工業大学生命理工学院の山吉麻子教授は、生体内の天然のDDSであるエクソソームを利用した新たなモダリティを開発し、核酸医薬によるがん治療の新たな扉を開いた。エクソソームを「ハイジャック」する革新的なDDSについて、山吉教授に詳しい話を聞いた。
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