エーザイ、「構造改革により、一時金に依存せず営業利益10%以上の利益体質に」
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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エーザイは2025年3月25日、東京・文京の本社で記者懇談会を開催した。米Biogen(バイオジェン)社と共同で開発した早期アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(レカネマブ)を世界に先駆けて発売したが、市場への浸透が思ったように進まず、当初565億円としていた2024年度の同薬の売上収益予想を、2024年11月に425億円に下方修正している。期待の新薬の苦戦が影響してか、株価は2024年度後半以降、下落傾向をたどり、ここ数カ月は過去10年間で最も安い4000円台前半で推移している。
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米VLP Therapeutics社の赤畑CEOが開発したチクングニア熱予防ワクチンが米欧で承認取得
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの開発を進める米VLP Therapeutics(VLPセラピューティクス)社は、創業者で最高経営責任者(CEO)である赤畑渉氏が米国で起業したスタートアップだ。同氏が米国立衛生研究所(NIH)の研究者時代に開発したチクングニア熱の予防ワクチンが米欧などでこのほど承認された。
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微生物生産のサンヨーファイン、VHH抗体のCDMO事業立ち上げ数十億円投資へ
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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大阪ソーダグループのサンヨーファインは、微生物を用いて酵素や蛋白質などを製造し、製薬企業などへ提供している。サンヨーファインは2025年3月27日、スタートアップのRePHAGEN(リファージェン、沖縄県うるま市、村上明一代表取締役)と共同で、製薬企業や診断薬企業、スタートアップなど向けに、VHH抗体の開発と製造支援サービスの医薬品開発製造受託機関(CDMO)事業を新たに立ち上げると発表した。VHH抗体のサービスから始め、将来的にはプラスミドなどの開発製造受託にも乗り出す方針だ。
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英TRIMTECH社がシード資金46億円調達、条件付き標的蛋白質分解誘導薬の実用化目指す
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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英TRIMTECH Therapeutics(トリムテック・セラピューティクス)社は2025年3月5日、英Cambridge Innovation Capital(CIC)社と英SV Health Investors(SV)社傘下のDementia Discovery Fund(DDF)社が主導したシードラウンドで、目標額を超える3100万ドル(2500万ポンド、約46億円)を調達したと発表した。TRIMTECH社は、「TRIMTACs」と呼ぶ標的蛋白質分解誘導薬(TPD)のプラットフォームを保有している。調達資金を活用し、アルツハイマー病(AD)やハンチントン病(HD)といった神経変性疾患の病原蛋白質凝集体を分解・除去するTRIMTACsの実用化に向け開発を本格化する。
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編集長の目、成功者が可能にする創薬シーズのスピード開発
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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米国のバイオ市況は、2021年のピークを境に低空飛行が続いています。資金調達が難しくなる中で、大量解雇を余儀なくされるスタートアップも少なくありません。一方で、米国ではこれまでに、幾つものスタートアップが新規治療薬の上市や開発品の臨床入り、大手製薬企業によるM&Aを成功させてきました。
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ベンチャー探訪、CompleCure、乳がん対象に複雑なリンカーいらずのVHH抗体薬物複合体の開発目指す
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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CompleCure(コンプリキュア、東京・渋谷、土屋政幸代表取締役社長)は、乳がんを対象とした抗体ミメティック薬物複合体(Antibody Mimetic Drug Conjugate:AMDC)の開発を目指す創薬スタートアップで、2024年5月に創業した。同社の土屋社長はかつて中外製薬で、日本発第1号のヒト化抗体医薬となった関節リウマチ治療薬「アクテムラ」(トシリズマブ)の開発で中心的な役割を担った人物だ。
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寛和久満夫の深読み科学技術政策第340回、AMED第3期中長期目標、その実現のために現状足りないこと
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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日本医療研究開発機構(AMED)が発足して10年が経過しようとしている。政府は2025年2月18日、第3期健康・医療戦略を閣議決定した。これを受けて、健康・医療戦略推進本部では2月27日、この4月から始まるAMEDの第3期中長期目標を決定。翌日にはAMEDの中長期計画が決定された。今回のコラムでは、AMED第3期中長期目標の実現に向けて、現状足りないことを考えてみた。
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Endpoints News、米Legend社は「カービクティ」をブロックバスターに押し上げるため生産量倍増へ
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-28 7:00)
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米Legend Biotech(レジェンド・バイオテク)社と米Johnson&Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)社が2025年に「カービクティ」をブロックバスターにするという目標を達成するには、製造能力の解放が鍵になるだろうと、Legend社CEOであるYing Huang氏が語った。
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ラクオリア武内氏、「創薬ができる会社にするという第1目標は一段落した」
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-27 7:00)
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2021年からラクオリア創薬を率いてきた武内博文氏が、低迷する株価の責任を取るとして2025年3月25日付で同社を去ることとなった。3月25日の株主総会では、須藤正樹氏が代表取締役に選任された。武内氏と須藤代表取締役が2025年3月12日、本誌の取材に応じた。 武内氏は、「創薬ができる会社にするという、就任当時の第1目標は一段落した」と話した。
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ジーンフロンティア海老原COOに聞く、CTLA-4のPPIを阻害するペプチド模倣化合物の研究に取り組んだワケ
from 日経バイオテクONLINE
(2025-3-27 7:00)
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ジーンフロンティア(千葉県柏市、菅原昌信代表取締役社長)の再構成型無細胞蛋白質合成系である「PUREfrexシステム」の販売が好調だという。販売数は年々増加しており、最近では海外比率が8割を占める。さらに、PUREfrexシステムを活用して蛋白質間相互作用(PPI)を阻害するペプチド模倣化合物を創製したとする論文報告なども行っている。同社の事業展開について、同社取締役の海老原隆最高執行責任者(COO)に話を聞いた。
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