ヘリオス、収益確保へ培養上清など販売する新事業を立ち上げ
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-21 7:00)
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ヘリオスは2024年2月15日、2023年12月期(2023年1月〜12月)の決算説明会を開催した。開発が先行している急性呼吸器窮迫症候群(ARDS)を対象とした他家骨髄由来間葉系幹細胞(開発番号:HLCM051)、脳梗塞急性期を対象とした他家骨髄由来間葉系幹細胞(HLCM051)を中心に、進捗について説明があった。また、これらの開発が想定より遅れていることから、収益の確保に向けて、再生医療等製品の生産過程で生じる培養上清などを活用した新事業領域を立ち上げたことも明かされた。
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Gilead社、PPARδ作動薬を保有する米CymaBay社を6460億円で買収
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-21 7:00)
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米Gilead Sciences社は2024年2月12日、米CymaBay Therapeutics社の買収に向けた正式契約を結んだと発表した。買収金額は43億ドル(約6460億円)に上る。原発性胆汁性胆管炎(PBC)治療薬でペルオキシソーム増殖因子活性化受容体δ(PPARδ)作動薬seladelparを獲得し、肝疾患ポートフォリオを拡大する。
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ベンチャー探訪、TAK-Circulator、喘息にGapmer型のアンチセンス核酸を開発中
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-21 7:00)
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TAK-Circulator(東京・文京、阿部勤代表取締役COO)は、アンチセンス核酸の開発に取り組むスタートアップだ。TAK-Circulatorは元々、(1)マイクロバイオーム事業、(2)創薬事業、(3)がんの診断薬事業──を手掛けるスタートアップとして2014年1月に設立された。その後、2022年4月にマイクロバイオーム事業を手掛けるMySkin(東京・文京、西康宏代表取締役)へ社名変更し、創薬事業を手掛けるTAK-Circulatorをカーブアウトする形で設立した。現在TAK-CirculatorはMySkinの子会社となっているものの、アンチセンス核酸の開発に多額の資金を必要とすることから、資金調達などはTAK-Circulator独自で行う方針だ。
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北大・名大、甲殻類と植物細胞壁由来のオリゴ糖配合バイオスティミュラントを製品化
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(2024-2-21 7:00)
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北海道大学と名古屋大学などの研究グループは2024年2月1日、甲殻類と植物細胞壁に由来するオリゴ糖が植物の生育を促進したり病害抵抗性を高めたりする作用機序を突き止め、これらのオリゴ糖を選択的かつ効率的に合成する方法を確立したと発表した。この方法を活用したバイオスティミュラント(以下BS)資材が、大手化学メーカーのレゾナック・ホールディングスから「KROPICO(クロピコ)」の製品名で発売された。未利用物質を原料に活用できるため、環境負荷が低い農業の実現に寄与すると期待される。研究成果に関わる論文4報は、「ChemSusChem」(2報)、「Angewandte Chemie International Edition」、「Physiologia Plantrum」に、2015〜2023年にかけて掲載された。
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大塚HD、2023年の医療関連事業の売上収益は前年比19.9%増
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(2024-2-20 7:00)
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大塚ホールディングスは2024年2月14日、2023年12月期(2023年1月〜12月)の決算説明会を開催した。売上収益は前年同期比16.1%増の2兆185億6800万円、事業利益は同78.7%増の3125億5300万円となった。
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アンジェス決算、拡大新生児スクリーニング検査の受託が伸長
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-20 7:00)
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アンジェスは2024年2月14日、2023年12月期(2023年1月〜12月)の決算に関する説明動画を配信し、事業の進捗などを説明した。同社が受託している拡大新生児スクリーニング検査の受託数が増加し、2023年12月期の売上高は前年同期比8500万円(128.1%)増の1億5200万円だった。
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アステラス、米Kelonia社と提携でがん対象のin vivo CAR-T療法の開発に参入
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-20 7:00)
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アステラス製薬がin vivoのキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法の開発に参入する。同社は2024年2月16日、アステラスの完全子会社である米Xyphos Biosciences社を通じて、米Kelonia Therapeutics社とがん免疫療法の共同研究とライセンス契約を締結したと発表した。Xyphos社が保有するCARの技術と、Kelonia社が保有する生体内に遺伝子を送達する技術を組み合わせ、がんに対するin vivo CAR-T療法を最大2つ創出することを目指す。
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米Basking社、脳卒中急性期の血栓溶解アプタマーの第2相に82億円を調達
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-20 7:00)
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急性期血栓溶解療法のRNAアプタマーを開発している米Basking Biosciences社は2024年1月30日、米ARCH Venture Partners社が主導した資金調達で5500万ドル(約82億円)を確保したと発表した。調達資金を活用し、急性虚血性脳卒中(AIS)の適応で開発中のフォン・ヴィレブランド因子(vWF)拮抗薬(BB-031)の第2相臨床概念実証(POC)試験(RAISE試験)を2024年内に開始するとしている。
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ダイチロナを実用化した第一三共、mRNAワクチンは感染症を中心に展開へ
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-20 7:00)
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2023年8月2日、第一三共の「ダイチロナ」(一般名:コロナウイルス[SARS-CoV-2]RNAワクチン、開発番号:DS-5670)が承認され、日本企業が独自開発した初の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けワクチンが誕生した。ダイチロナの開発は異例のスピードで進められ、同社にとっては初めて実用化したmRNA医薬となった。ダイチロナの臨床開発の背景を、第一三共テクノロジー統括本部バイオロジクス本部本部長の籔田雅之氏、同部ワクチン研究所所長の武下文彦氏、日本事業ユニットワクチン企画部部長の丹澤亨氏、同部ワクチン企画グループ長の二階堂千恵氏に聞いた(取材日は2023年9月)。
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伊藤勝彦の業界ウォッチ、Novo社、肥満症治療薬の売上高が5倍に──2023年度決算は3割増の好決算
from 日経バイオテクONLINE
(2024-2-20 7:00)
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欧米の製薬企業の2023年度決算を読み解く連載。今回は、糖尿病領域において存在感を示しているデンマークNovo Nordisk社を取り上げる。2型糖尿病から肥満症に展開したGLP-1作動薬の成長が著しい。
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