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シンバイオ製薬決算、トレアキシンの売上減も開発中の抗ウイルス薬BCVに期待
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-10 7:00)
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シンバイオ製薬は2023年8月8日、2023年12月期第2四半期(2023年1〜6月)の決算説明会を開いた。売上高は31億7800万円(前年同期比34.8%減)で、4900万円の営業損失を計上した(前年同期は13億7200万円の営業利益)。主力の抗がん薬「トレアキシン」(ベンダムスチン)の後発医薬品が市場に参入した影響を受けて減収減益となった。説明会では、開発中の抗ウイルス薬であるBrincidofovir(ブリンシドフォビル、以下BCV)の臨床試験の進捗などに大きく時間を使い、業績に貢献する可能性をアピールした。
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住商ファーマ、エクソソーム製造を受託する海外CDMOと代理店契約
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-10 7:00)
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住商ファーマインターナショナルがエクソソーム関連の創薬支援サービスを強化している。同社はこれまで国内外の複数社と提携し、代理店としてエクソソームの原料細胞の供給から製造受託、品質評価に関するサポート体制を構築してきた。2023年6月2日にはエクソソームの大量製造技術を有するフランスEVerZom社と提携し、代理店活動を開始したと発表した。住商ファーマインターナショナル創薬支援部バイオロジーグループの西川宜秀氏は、「モダリティとしてのエクソソームはまだ萌芽期ではあるが、この時期から業界と併走し、産業の土台を構築していきたい」と意気込む。
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ペプチドリーム決算、成長因子ペプチドに「培養肉業界から問い合わせが極めて多い」
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-10 7:00)
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ペプチドリームは2023年8月9日、2023年12月期第2四半期(1月〜6月)の決算説明会を開催した。今期に新たに臨床試験入りしたパイプラインは現在2本となり、期初に目標としていた本数を達成した。金城聖文副社長は「期末に向けてさらなるアップサイド(上振れ)の可能性もある。前臨床パイプラインの件数が積み上がり、次の臨床プログラム候補の層が厚くなっている」と、今後の進展に自信を見せた。また関連会社のペプチグロースが開発する成長因子について、培養肉業界から多数の引き合いがあり、うち2社が実際の製品で評価試験を実施中であることを明かした。
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オンコリス浦田社長、「テロメライシンは商用化に向けた最終段階」
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-10 7:00)
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オンコリスバイオファーマは2023年8月4日、2023年12月期第2四半期(2023年1〜6月)の中間決算説明会を開催した。開発中のテロメライシン(OBP-301、suratadenoturev)について、浦田泰生代表取締役社長は、「テロメライシンの商用化に向けて、最終段階にきている状況だ」と述べ、2024年に食道がんを対象とした国内の承認申請を行う予定に変更はないこと、および2023年中に製薬企業との販売提携契約の締結を目指す考えを、改めて示した。
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特集◎バイオ業界の年収全調査―2023年【製薬企業編】、平均年間給与の第1位は中外製薬、第2位は第一三共
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-9 7:00)
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続いて、製薬企業29社の従業員の平均年間給与を見ていこう。2022年度の調査対象は、医療用医薬品を主に扱っている上場製薬企業29社である。後発医薬品大手の日医工は、2023年3月に上場廃止となったため、今回の調査対象に含めていない。
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米BioCardia社、心不全の自家骨髄幹細胞療法の第3相試験を停止
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-9 7:00)
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米BioCardia社は2023年7月24日、慢性心不全に対する自家骨髄単核球(BM-MNC)細胞療法「CardiAMP Cell Therapy」の第3相臨床試験を中断していることを明らかにした。第三者機関のデータ安全性モニタリング委員会(DSMB)の勧告に従い、既に治療を受けた患者の1年間の追跡期間が経過するまで、試験を停止するとしている。同社では試験再開を待つ方針だが、この発表を受けて株価は約半分の値まで急落した。
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米Merck社、ペムブロリズマブがER陽性/HER2陰性早期乳がんの第3相試験で奏功
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-9 7:00)
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米Merck社は2023年7月28日、抗PD-1抗体の「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)について、乳がんの適応拡大に向けた第3相大規模臨床試験(KEYNOTE-756試験)の中間結果を発表した。対象は、エストロゲン受容体(ER)陽性/ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性でハイリスクの早期乳がん患者だ。第三者機関のデータモニタリング委員会(DMC)による解析で、術前の薬物療法にペムブロリズマブを併用することにより、病理学的完全奏効(pCR)率がプラセボを有意に上回ったことが確認された。
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アステラス製薬、米Poseida社の他家CAR-T療法の導入交渉権を獲得
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-9 7:00)
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アステラス製薬は2023年8月8日、独自の細胞治療を開発している米Poseida Therapeutics社と、がん領域の細胞治療の開発で提携すると発表した。アステラス製薬はPoseida社の株式や、同社の他家キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法の導入に関する優先的交渉権を取得する。
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モダリス、アステラスとの2品目の共同研究終了で全パイプラインが自社モデルに
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-9 7:00)
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モダリスは、2023年8月8日、2023年12月期第2四半期(1〜6月)の決算説明会を開催。アステラス製薬と契約していたMDL-201(対象疾患はデュシェンヌ型筋ジストロフィー:DMD、以下同)とMDL-202(筋強直性ジストロフィー1型:DM1)について、2023年8月に共同研究契約が終了し、全ての権利を再取得したことなどについて説明した。契約終了により、協業モデルのパイプラインはなくなり、同社のパイプラインはすべて自社モデルのパイプラインとなる。
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Eli Lilly社、チルゼパチドが2型糖尿病を除く肥満の患者で26.6%の減量効果
from 日経バイオテクONLINE
(2023-8-9 7:00)
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米Eli Lilly社は2023年7月27日、2型糖尿病治療薬の皮下注製剤「マンジャロ」(チルゼパチド)について、2型糖尿病以外の肥満合併症を対象とする2本の第3相臨床試験(SURMOUNT-3試験、SURMOUNT-4試験)で、いずれも主要評価項目を達成したと発表した。両試験平均で最大26.6%の体重減少効果が認められた。
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