書評 『捕食者なき世界』『脳のなかの万華鏡』『偶然とは何か』『ベッドルームで群論を』
from 森山和道
(2010-12-5 2:01)
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Tweet 「日経サイエンス」2010年12月号書評欄 「森山和道の読書日記」掲載
日経サイエンス 2010年 12月号
posted with amazlet at 10.12.05
日本経済新聞出版社 (2010-10-25)
Amazon.co.jp で詳細を見る
食うものと食われるもの、補食者と被捕食者の関係が及ぼす範囲は十分に理解されていない。『 捕食者なき世界 』は、大型捕食者がいなくなった生態系が受ける影響について、ライターが書いたルポだ。
大規模な商業捕鯨でクジラがいなくなった結果、クジラを食べていたシャチはラッコを大量に食べるようになった。ラッコが減少した結果、ウニが大量に増え、そして海中のケルプの森が食い尽くされた。同様の関係は陸上にも見られる。頂点捕食者がいなくなると中間捕食者が増える。やがて彼らは餌に飢え始め、生態系が底から壊れていく。当たり前だが、この本の主張はその影響が想像以上に広く深く、自然観の変更を迫るくらいだということにある。全て同意できるわけではないが、これからの人と自然の関係を考える一助として読むに値する本だ。
人が見ている世界はそれぞれ異なる。比喩ではなく、本当に異なっている。 ...
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実写版宇宙戦艦ヤマト「SPACE BATTLESIP ヤマト」の感想
from 森山和道
(2010-12-5 1:20)
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Tweet これは 2010年11月1日の日記 の一部を転載したものです。
▼実写版宇宙戦艦ヤマト「 SPACE BATTLESIP ヤマト 」の完成披露試写会のチケットがあたったので有楽町国際フォーラムへ。主演のキムタク含めてキャストと監督の挨拶があるとのことで、座席チケットとの引き換えの列が既にすごい行列。ヤマトに取り組んだ人の10倍はいて、こんなに入れるのかよと思ったが、すごいね国際フォーラムAホール。3,600人は入れるらしい。内訳はキムタクファンが7割、俺のようなヤマト好きのオッサンたちが3割といった感じ。上映後に行われた監督の舞台挨拶によれば、応募総数は10万枚以上で、けっこうな競争率だったらしい。
▼内容は、「もしキムタクが宇宙戦艦ヤマトに乗っていたら」という感じで、キムタクはやはりキムタク。ストーリーは、最初の映画と、「さらば宇宙戦艦ヤマト」と、朝日ソノラマから出ていた石津嵐氏による小説「 宇宙戦艦ヤマト 」の内容をくっつけて3で割ったような感じ。小説のほうは知らない人がけっこういるかもしれませんが、子供の頃にあの小説を読んだ僕は大ショックを受けました。そのくらいソノラマの小説のストーリーはアニメのスト ...
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合原一幸氏インタビュー記事「最先端数理モデル学を体系化し数学を実社会で活用する」
from 森山和道
(2010-12-4 23:07)
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Tweet ▼岩波「科学」の 「科学と広報」のページ にて、東大の 合原一幸氏 が率いる「複雑系数理モデル学の基礎理論構築とその分野横断的科学技術応用」プロジェクトに取材した「 最先端数理モデル学を体系化し数学を実社会で活用する 」という記事(PDF)が公開されました。ご覧下さい。
▼なおこの記事は、特にその予算額を中心にいろいろと話題になった「 最先端研究開発支援プログラム(最先端研究開発を対象とした支援策) 」を取りあげるというシリーズだそうで、今後、他のプロジェクトにも取材をかけていくそうです。ライターは今回はたまたま私でしたが、今後は、いろんな人たちがやる予定と聞いてます。
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2010.12.03 晴れ NASA,リンの代わりにヒ素を使える微生物を発見
from 森山和道
(2010-12-4 22:52)
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Tweet ▼NODE NASA,リンの代わりにヒ素を使える微生物を発見
▼ロボットに関するちょっとした雑談。毎回同じようなことを言っている。
▼「徹子の部屋」にキムタクがゲストで出ていた。黒柳徹子が開口一番、「ヤマトと言えばトマト」。さすが、誰も真似出来ない世界だ。
▼新刊。
『聖なる刻印 脳を変えるスピリチュアル体験』(バーバラ・ブラッドリー・ハガティ/河出書房新社) [ bk1 | amazon | 楽天 ]
『金属加工が一番わかる 製造業の基礎が身につく金属加工の方法』(井上忠信/技術評論社) [ bk1 | amazon | 楽天 ]
『クラウドHACKS! 同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル』(小山龍介/東洋経済新報社) [ bk1 | amazon | 楽天 ]
▼ナショナルジオグラフィック NASA、ヒ素で増殖する細菌を発見
▼ナショナルジオグラフィック 誕生直後の宇宙は超高温の“液体”
▼東北大学 若年性パーキンソン病の神経変性に関わる新規遺伝子の発見 –新規治療ターゲットとしての可能性–
▼朝日 宇宙人発見かと思ったのに…NASAにやられました
▼朝日 ガマの奥でオレンジ鮮やか ...
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お知らせ:リニューアルしました。テスト運用中です。
from 森山和道
(2010-12-4 22:48)
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Tweet 全面的にWordpressで運営することにしました。日記そのほかも トップページ(http://moriyama.com/) に統合します。
メールマガジン「サイエンス・メール」 では東大の國枝先生によるクマムシのゲノム解析の話を配信中です。ご購読くだされば幸いです。
岩波書店「科学」 の「科学と広報」のページにて、東大の合原一幸氏に取材した記事 「最先端数理モデル学を体系化し数学を実社会で活用する」(PDF) が公開されました。
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November photo competition winners: Geometry
from New Scientist - Online News
(2010-12-4 21:00)
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November’s competition theme was "Geometry" . Entrants drew inspiration from nature, architecture and science to supply us with some outstanding images
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Taking the lottery out of gene therapy
from New Scientist - Online News
(2010-12-4 20:00)
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Gene therapy is controversial because it has not been possible to predict where the inserted gene will end up? until now
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Hacked Wiimote used for water research: Kinect is next
from New Scientist - Online News
(2010-12-4 5:30)
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The controller of Nintendo's Wii console can be used as a sensor for water research, and the brand-new Kinect is next on the agenda
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Feedback: Spirit communication with the UK government
from New Scientist - Online News
(2010-12-4 2:44)
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Bureaucracy from beyond the grave, shocking reports of growth in infancy, things colder than the coldest possible thing, teen sex, and more (full text available to subscribers)
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Artificial tornadoes created to test Japanese homes
from New Scientist - Online News
(2010-12-4 2:39)
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A table-top twister-simulator built in Japan can generates winds up to 20 metres per second
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