◎日本再生医療学会総会2022、2022年度日本再生医療学会総会きょう開幕
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-17 7:00)
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2022年3月17日〜19日、日本再生医療学会総会が開かれる。今大会はCOVID-19の感染拡大を防止するため完全オンライン形式だが、3日間に700演題以上の充実した内容になりそうだ。開会に先立ち、同3月16日には大会の見所などを紹介する記者会見が行われた。
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JSTとAMEDの研究目標が決定、バイオ関連は免疫記憶と老化研究が対象に
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-17 7:00)
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文部科学省は2022年3月15日、科学技術振興機構(JST)の「戦略的創造研究推進事業」の戦略目標と、日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的先端研究開発支援事業」の研究開発目標として6件を決定した。バイオ関連では「老化に伴う生体ロバストネスの変容と加齢性疾患の制御に係る機序等の解明」(JST/AMED)および「免疫細胞に宿る記憶の理解とその制御に資する医療シーズの創出」(AMED)の2件が新たに設定された。老化に関しては、AMEDの老化メカニズムの解明プロジェクトが2021年度で終了することになっており、2022年度の本予算でも後継プロジェクトが提示されなかったため、その行方が注目されていた。
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楽天メディカルの虎石貴社長に聞く
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-17 7:00)
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「楽天会長兼社長の三木谷浩史氏が、膵臓(すいぞう)がんを患った父を救いたいと探し回り、米国立衛生研究所(NIH)にいた小林久隆氏の研究に目を付けた──。2020年9月に厚生労働省が条件付き早期承認した光免疫治療薬「アキャルックス」(セツキシマブサロタトカンナトリウム)の開発物語はこうして始まる。NIHは2012年夏、米Aspyrian Therapeutics社という小さなスタートアップに権利を導出したが、Aspyrian社の資金調達は難航した。そこに現われたのが三木谷氏だった。三木谷氏が個人資産を投じることでプロジェクトは動き出し、2015年6月には米国での頭頸部がんを対象とする臨床試験が始まった。Aspyrian社を前身とする米Rakuten Medical社のプレジデントで、アキャルックスの製造発売元である日本法人の楽天メディカルの代表取締役社長を務める虎石貴氏が楽天に入社し、アキャルックスの開発に関わることになるのは、ちょうどそんなタイミングだった。虎石氏の知るアキャルックス開発の経緯をインタビューした。
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Novartis社、米Voyager社とAAVカプシドを用いた脳内送達の遺伝子治療で開発協力
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-17 7:00)
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スイスNovartis社は2022年3月8日、米Voyager Therapeutics社のアデノ随伴ウイルス(AAV)カプシド技術を導入するオプション契約を締結したと発表した。両社の協力で、中枢神経系(CNS)疾患を対象とする最大5品目の遺伝子治療開発を目指す。従来のAAVベクター技術では困難とされている、脳深部への効率的な送達を可能にするAAVカプシドを創出する。
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独BioNTech社と米Regeneron社、mRNAがんワクチンとPD-1抗体の併用試験開始へ
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-17 7:00)
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ドイツBioNTech社と米Regeneron Pharmaceuticals社は2022年3月8日、BioNTech社のFixVac技術を用いた非小細胞肺がん(NSCLC)ワクチン候補のBNT116を、Regeneron社がフランスSanofi社と共同開発している抗PD-1抗体製剤「Libtayo」(セミプリマブ)と組み合わせて、NSCLC患者に適用する臨床開発を共同で実施すると発表した。
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東大、空間トランスクリプトーム解析の補強ツールを開発
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-17 7:00)
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東京大学などの研究チームが、組織切片を使って位置情報を保ったまま遺伝子発現解析を行う米10x Genomics社のシステム「Visium」の解析データを補強するツールを開発した。Visiumのデータと組織切片のHE染色画像を統合解析し、当初のVisium解析ではデータが得られなかった地点についても発現量を推定する。論文は2022年3月8日、Scientific Reports誌に掲載された。
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国がん小林氏、RAS変異陽性のがんの一部では異常なスプライシングが創薬標的に
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-16 7:00)
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国立がん研究センター研究所分子病理分野研究員の小林祥久氏、米Dana-Farber Cancer InstituteのPasi A. Janne氏らの研究グループは、多くのがん患者に認められるRAS遺伝子変異のうち、KRAS Q61K変異を対象とした解析を通じ、変異の影響で異常なスプライシングという“弱み”が生じることを突き止めた。加えて、その弱みを逆手に取ることで、異常なスプライシングを誘導し、RAS遺伝子変異陽性のがんの一部を治療できる可能性を明らかにした。研究成果をまとめた論文は、2022年3月2日、Nature誌に掲載された。
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早稲田大、春ウコンからアストロサイト分化誘導因子を同定
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-16 7:00)
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早稲田大学理工学術院の大塚悟史(さとし)招聘研究員(研究当時)と中尾洋一教授らの研究グループは、神経幹細胞から中枢神経細胞の1つであるアストロサイト(星状膠細胞)への分化誘導を促す成分を春ウコン(Curcuma aromatica)から見いだした。神経に作用する成分として、ウコンではポリフェノールのクルクミンが有名だが、中尾教授は「クルクミン以外の活性成分の発見を目指した」と語る。研究成果は米化学会誌『Journal of Agricultural and Food Chemistry』に2022年3月4日付けでオンライン掲載された。
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Sanofi社とAstraZeneca社、抗RSV抗体ニルセビマブの第3相で好結果
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-16 7:00)
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フランスSanofi社と英AstraZeneca社は2022年3月3日、長時間作用型の抗RSV抗体医薬nirsevimab(ニルセビマブ)を、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の流行期が始まる前に、健康な正期産児と後期早産児に単回投与した第3相のMELODY試験で好結果が得られたと発表した。結果は米NEJM誌電子版に2022年3月3日に報告された。
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主要バイオ特許の公開情報、2022年3月2日〜8日発行分(公開番号・発明の名称・出願人・要約)
from 日経バイオテクONLINE
(2022-3-16 7:00)
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一般社団法人発明推進協会が発行する「特許公報」2022年3月2日〜8日発行分より、バイオ関連と判断できる主な特許の公開情報を以下に掲載します。
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