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不二製油グループ本社など、ごみから出るCO2でダイズを高収量化する研究を開始
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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不二製油グループ本社は、佐賀市、佐賀大学と伊藤忠エネクスと共同で新たなダイズ栽培の研究プロジェクトを始めた。ごみを焼却する清掃工場の近隣に植物工場を設置し、そこでダイズを栽培。焼却で出る二酸化炭素(CO2)をダイズに吸収させて光合成を促進し、収量を上げるというものだ。植物工場の設備費を充分に回収できる、大幅な高収量化を目指す挑戦的な取り組みとなる。2022年6月9日、不二製油未来創造研究所所長の中村彰宏氏と、同所新原料・新技術創出グループアシスタントマネージャーの柴田雅之氏が本誌の取材に応じた。
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NCNPと東京医歯大、DMDに合併するASD症状を核酸医薬やmRNA薬で改善
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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国立精神・神経医療研究センター(NCNP)神経研究所遺伝子疾患治療研究部の青木吉嗣部長、東京医科歯科大学の位?啓史教授らの共同研究チームは、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者の一部において合併する自閉症スペクトラム様の症状を、エキソンスキップを誘導する核酸医薬やmRNA医薬で治療できる可能性を示した。研究成果は、英Progress in Neurobiology誌オンライン版に、2022年6月10日に発表された。
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塩野義製薬のデータ利活用、「全社的なデータリテラシーに課題」
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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塩野義製薬は2021年7月にDX推進本部を新設し、その傘下にデータサイエンス部(DS部)を配置した。同部ではデータに基づく戦略立案や推進、研究開発の支援などを進めている。2022年6月8日、塩野義製薬のDX推進本部データサイエンス部の北西由武(よしたけ)部長、松野匡志(ただし)氏、鈴木ゆら氏、宮澤昇吾氏が本誌の取材に応じ、同社のデータ利活用に向けた取り組みを説明した。
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塩野義、グローバルヘルス組織と提携してAMR問題に挑戦
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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塩野義製薬は2022年6月15日、グローバルヘルス組織であるスイスのThe Global Antibiotic Research and Development Partnership(GARDP)および米Clinton Health Access Initiative(CHAI)と、3者による提携契約を締結した。また、GARDPとの間では技術移転を含むライセンス契約も締結。今後、両契約に基づいて、シデロフォアセファロスポリン抗菌薬「フェトロージャ」(セフィデロコル)のグローバルでのアクセス改善に向けた取り組みを開始する。
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羊土社のライフサイエンス最新トレンド、抗体創薬における相互作用解析ナビ
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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抗体創薬において最も重要なのは、何をおいても治療効果等の「生物学的機能」である。その機能を最大限に発揮できること、ならびに標的となる抗原について十分な特性解析をすること(いわゆるターゲットバリデーションのことである)を前提に、?標的となる抗原に対する相互作用を物理化学的に、また構造科学的に詳述すること、?候補品となる抗体分子の「構造安定性とコロイド安定性」の双方を吟味することが重要である。低分子・中分子に比べて作用点の数が多い分、標的タンパク質との結合に関する特異性が担保されるが、作用機序の生物学的記述と、いわゆる「エピトープ」とよばれる標的抗原の作用点に関する解析は必須である。
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創薬スタートアップのCURED、新規がん抗原に対するCAR-T療法など開発中
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-16 7:00)
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免疫生物学研究所は、2022年6月15日、同社の持分法適用会社となっている創薬スタートアップのCURED(横浜市、道下眞弘社長)の研究開発の状況について、情報を開示した。現状、非開示のがん抗原(X)を標的とした抗Xキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法などの開発を進めていることが明らかになった。
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茨城県立こども病院名誉院長の須磨崎亮氏に聞く(後編)、「小児の急性肝炎、新型コロナウイルスのスーパー
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-16 7:00)
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欧米などを中心に、原因不明の小児の急性肝炎の可能性例が多発し、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)やアデノウイルス感染との関係が指摘されている。日本でも、複数の可能性例が報告されている。なぜ、原因不明の小児の急性肝炎が起きるのか。現在までに示されている仮説について、2022年6月1日、小児の肝臓専門医であり、筑波大学名誉教授で茨城県立こども病院の須磨崎亮名誉院長に考えを聞いた。
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米Ginkgo Bioworks社、代謝物モニタリング技術のBitome社の特定の資産を獲得
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-16 7:00)
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合成生物学スタートアップの米Ginkgo Bioworks社は2022年6月6日、リアルタイム代謝物モニタリング技術を開発している米Bitome社の一部の資産を獲得すると発表した。これにより、バイオプロセスの速やかな最適化が可能になる。Bitome社は、機械学習を利用して細胞培養中の培地を連続的にモニタリングし、細胞の状態をリアルタイムに分析できる技術を保有する。
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順天堂大、ビフィズス菌摂取による認知機能の改善効果を検証、一部で効果を確認
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-16 7:00)
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順天堂大学大学院医学研究科ジェロントロジー研究センターの浅岡大介准教授、大草敏史特任教授、佐藤信紘特任教授らのグループは、軽度認知障害(MCI)の患者130例を対象にした臨床試験を実施し、ビフィズス菌摂取による認知機能の改善作用を検証した。主要評価項目(ADAS-Jcogの合計値)は未達だったが、脳の萎縮度(VSRAD:ブイエスラド)や腸内細菌叢の解析では、ビフィズス菌と認知機能の関連性が示唆された。2022年6月13日に記者会見を開催し、臨床試験の詳細や結果を説明した。
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米Adicet社、B-NHL向け他家γδCAR-T療法の第1相で有望データ
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-16 7:00)
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がんの他家T細胞療法を開発している米Adicet Bio社は2022年6月6日、B細胞性非ホジキンリンパ腫(B-NHL)の適応で初の第1相臨床試験(GLEAN-1試験)に入っているγδキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法の開発品(ADI-001)について、有力な中間解析結果を得たと発表した。成果は米臨床腫瘍学会(ASCO)で発表された。
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