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バイオベンチャー株価週報、キッズウェルバイオのルセンティスBS了承で期待高、GNIグループは第3相開始が急
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-30 19:00)
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日本の株式市場に上場するバイオベンチャー企業の株価を週ごとにウォッチしていく「バイオベンチャー株価週報」。2021年7月30日金曜日の終値が、前週の週末(7月21日)の終値に比べて上昇したのはわずか5銘柄にとどまり、下落したのは41銘柄、不変だったのは1銘柄だった。市況全体が低迷しており、マザーズ指数が6月下旬の1200近辺から7月30日は1080近辺へと約1割低下したのと同様、バイオ株もさえない値動きが続く。
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味の素、イスラエルHinoman社の葉野菜「Mankai」を日伯タイで独占事業化
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-30 7:00)
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味の素は、持続可能な食資源を活用した次世代ベジタブルドリンク「Mankai(マンカイ)」の販売を、2021年7月30日から同社通販サイト限定で開始した。Mankaiは、イスラエルのスタートアップHinoman社がイスラエルの温室内水耕栽培施設BioFabで生産するミジンコウキクサWolffia globosa(Mankai)の粉末に、抹茶の風味を加えた粉末飲料だ。まずは2025年に年50億円規模の売り上げを目標とする。年800億円規模に成長した日本のグリーンチャージ市場において、付加価値型製品は5年間で1.7倍に増加して2019年には107億円になったとの分析を味の素は紹介した。
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米神経学会、「アデュカヌマブは承認されるべきではなかった」
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-30 7:00)
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米神経学会(ANA)執行委員会は、このほど、米食品医薬品局(FDA)が2021年6月に迅速承認したアルツハイマー病(AD)治療薬「ADUHELM」(アデュカヌマブ)に関する見解を表明した。承認に至った複雑な経緯を踏まえると、その状況でアデュカヌマブは承認されるべきではなかったとした。その上で、実臨床においては、承認の根拠となった第3相臨床試験の適格基準に厳密に合致する患者に限定し、アデュカヌマブの処方を推奨している。
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MSD、キイトルーダの度重なる薬価引き下げに疑問を提起
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-30 7:00)
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米Merck社の日本法人であるMSDは2021年7月27日、「近年の薬価制度改革における制度上の課題について」と題したメディアセミナーを開催した。同社は抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ)の薬価が2017年2月から2021年8月までで48%引き下げられることについて疑問を呈し、薬価の引き下げの要因となった市場拡大再算定の問題点や改善案について説明した。
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京都大、異なる遺伝子変異を持つ細胞同士が隣り合うことで悪性化する機構を発見
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-30 7:00)
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京都大学大学院生命科学研究科の井垣達吏(たつし)教授、榎本将人助教の研究グループは、ショウジョウバエを用いた研究で、異なる遺伝子変異を持つ良性腫瘍細胞同士が隣り合うことで、互いに浸潤・転移能を獲得することを発見し、そのメカニズムを明らかにした。細胞間の相互作用が鍵となっており、新たながん治療薬の開発につながりそうだ。米科学誌Developmental Cellのオンライン版に2021年7月29日(日本時間)、掲載された。
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短期連載◎「バイオスタートアップ総覧 2021-2022」の掲載企業の顔ぶれ、細菌叢、サプリ提供を始めたサイキ
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-30 7:00)
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ヒトの体表や管腔には多種・多量の細菌が生息しており、これをくさむら=叢になぞらえて「細菌叢」と呼ぶ。また顕微鏡で観察すると植物が群生している花畑(flora)のように見えることから、「フローラ」とも呼んでいる。細菌叢に含まれる細菌の組成は人によって異なる。
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米Mount Sinai、多くのがん種に有効性示すAKT分解薬を創製
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-30 7:00)
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米Mount Sinai Health System(Mount Sinai)の研究者らは、がん細胞の生存を助ける生物学的経路を阻害し、in vitroで高い有効性を示す新規治療薬を開発した。研究成果は、2021年7月23日、American Association for Cancer ResearchのCancer Discovery誌のオンライン版に掲載された。
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京都大、ヒトiPS細胞由来の肺前駆細胞を拡大培養してマウス肺に生着成功
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-29 11:00)
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京都大学大学院医学研究科呼吸器疾患創薬講座の後藤慎平特定准教授や同医学部附属病院呼吸器内科の池尾聡医員などの研究グループは2021年7月29日、ヒトiPS細胞由来の肺前駆細胞を拡大培養させ、マウス肺へ移植して生着させることに成功したと発表した。成果は、国際学術誌「Biomaterials」のオンライン版に7月20日に公表された(10.1016/j.biomaterials.2021.121031)。
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中外製薬、過去最高の売上収益がさらなる上振れ必至
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-29 7:00)
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中外製薬は2021年7月26日、2021年12月期の第2四半期(上期)決算を発表し、説明会を開催した。売上収益は3902億円、コア営業利益は1658億円、コア当期利益は1217億円となった。同社は2021年12月期通期の売上収益8000億円、コア営業利益3200億円を予想しており、過去最大の売上収益・利益を更新する見通しだが、さらなる業績の上振れは必至な情勢だ。7月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「ロナプリーブ」が日本で承認を取得したことや、6月25日に抗IL-6抗体の「アクテムラ」が米国でCOVID-19に対して緊急使用許可(EUA)を得たことが織り込まれていないからだ。
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Lilly社が米Banner研究所と戦略提携、ドナネマブの第3相試験を共同で推進へ
from 日経バイオテクONLINE
(2021-7-29 7:00)
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米Eli Lilly社は2021年7月15日、アルツハイマー病治療薬として開発中の抗体医薬ドナネマブ(donanemab)について米Banner Alzheimer's Instituteと戦略的研究協力契約を結んだと発表した。第3相ランダム化試験TRAILBLAZER-ALZ 3を共同で推進する。
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