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筑波大と農研機構、メロン全ゲノム高精度解読、品種多様化にモバイル配列
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-25 7:00)
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筑波大学生命環境系の江面浩教授/つくば機能植物イノベーション研究センター長と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)高度解析センターゲノム情報大規模解析チームの矢野亮一上級研究員(筑波大クロスアポイント助教)らは、日本の高級マスクメロン標準品種「アールスフェボリット春系3号」について、全ゲノム情報を解読してデータベース化した成果を2020年8月にCommunications Biology誌にて公開した。10万塩基を超えるリード長を解読できるロングリード次世代シーケンサー(NGS)である英Oxford Nanopore Technology(ONT)社製「MinION」を使用して、メロンの高精度な解読を達成した。今回の成果も踏まえ、農研機構はONT社製NGSで解読能力が最も高い「PromethION」を2020年12月に設置する。
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緊急寄稿、神頼みからの脱却が進む、新型コロナの血漿療法
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-25 7:00)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の回復期患者血漿療法は、米国などでは、あらゆる重篤な患者に緊急措置として実施されてきた。ただし、これまでのところ血漿療法の明確な有効性は示されておらず、「血漿療法によって重篤な患者を救える可能性はあるが、多数の患者を対象とした二重盲検の臨床試験での検証が必要だ」という状況にとどまっている。しかしながら、COVID-19の患者が重症化する前、できるだけ早い時期に中和活性の高い血漿を投与できれば、重症化を防ぐことができ、血漿療法は「神頼み」の治療法から有効な治療法へ脱することができそうだ。血漿療法の現状と将来を解説する。
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World Trendアジア、新型コロナの陰に潜む医薬品原薬の「中国依存」
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-25 7:00)
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恐れるべき数字がある。医薬品やその原薬の供給において、中国やインドが世界で重要な役割を担っていることは想像に難くないが、その依存度はどの程度かご存じだろうか。1990年代、世界で流通する医薬品原薬(Active Pharmaceutical Ingredient:API)の約90%は、米国、日本、ヨーロッパで製造されていた。それが今や、中国企業が世界のAPIの約40%(数量ベース)を製造しており、米国が輸入する医薬品(製剤)の75%から80%は中国やインドが製造している状況だ。
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米Frequency Therapeutics社、低分子医薬FX-322の聴力改善効果が最長21カ月持続
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-24 7:00)
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米Frequency Therapeutics社は、2020年9月13日、二重盲検方式で行われたプラセボ対象第1/2相臨床試験に参加し、低分子再生医薬FX-322を鼓室内に単回投与した軽中度から中高度の難聴患者(感音性難聴患者)を追跡調査したところ、一部に最長で21カ月後まで持続する聴力の改善が認められたと発表した。
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Mmの憂鬱Premium、新型コロナ死亡率低下、着実に進化する治療薬群
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-24 7:00)
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4連休はいかがでしたか?我が国でも我慢の糸もとうとう切れた模様で、行楽地はどこも大混雑。1週間から2週間後には新型コロナウイルスの感染者数は確実に増加を始め、第3のピークを迎えることになるでしょう。イスラエルは再びロックダウン、英国でもパブの営業時間短縮など欧州では新型コロナの再興を抑止するための施策が打たれ始めました。日本でも感染の第3のピーク次第では、再び規制強化の憂き目に遭うことは避けられそうにありません。緩和と規制を繰り返しながら、新型コロナと付き合うしかない状況です。ただ、朗報は全世界的に感染者に対する死亡率が低下していることです。我が国は3.2%程度、米国も3%台まで低下してきました。これは新型コロナウイルスに対する理解が深まったことに加えて、新型コロナウイルスが命を脅かす発症プロセスに対して、治療薬や治療介入の方法が確立されつつあるためです。生命科学は着実に新型コロナウイルス脅威に対抗しつつあるのです。
◎関連記事
https://twitter.com/miyatamitsuru/status/1308373722814803968
上記の米国Johns Hopkins大学のDBで死亡数と合わせて比較願います。
https://twitter.com/miyatamitsuru/stat ...
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富士フイルム、新型コロナに対する「アビガン」の治験で主要評価項目を達成
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-24 7:00)
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富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学は2020年9月23日、同社が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を対象に実施した「アビガン」(ファビピラビル)の第3相臨床試験(国内における臨床試験の登録番号:JapicCTI-205238)で主要評価項目を達成したと発表した。同社は同試験の詳細な解析を進めており、2020年10月中に厚生労働省に対して一部変更承認の申請を行う予定だ。
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業界こぼれ話、テラ、「承認はウソ」疑惑の動画で物議
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-24 7:00)
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細胞医薬を開発中のテラが揺れている。同社が新型コロナウイルス感染症向けに開発していた細胞医薬がメキシコのイダルゴ州で承認されたと最近発表したが、この情報が虚偽ではないかとの疑念がくすぶっているのだ。
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アステラスが東京大学の2拠点と提携、革新的な新薬や医療ソリューションを創出へ
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-24 7:00)
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アステラス製薬は2020年9月23日、東京大学ライフサイエンス連携研究教育拠点および東京大学センター・オブ・イノベーション「自分で守る健康社会拠点」の2つの拠点と、「Astellas Alliance Acceleration Program」(AAAP)と呼ぶ協定を締結したと発表した。アカデミアの知を生かし、革新的な新薬や医療ソリューションを創出することを目指す。
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Evonik社、ω3を50%含む粉末素材「AvailOm」を事業化
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-24 7:00)
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スペシャルティケミカルのドイツEvonik Industries社は、ドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)を50%含む粉末素材「AvilOm」を事業化すると2020年9月2日(ドイツ現地時間)に発表した。DHAとEPAは、食事から摂取する必要がある脂肪酸であるω3脂肪酸の仲間。ω3を自分で合成する藻類や、藻類を摂食する魚類に、DHAやEPAは多く含まれる。Evonik社が今回、原料として魚と藻類の両方を用いたω3素材を発表した。ω3の世界市場は2019年の40億ドルから2025年に85億ドルへと、6年で2倍以上に成長すると同社は予想している。
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主要バイオ特許の登録情報、2020年9月16日発行分(登録番号・発明の名称・出願人・要約)
from 日経バイオテクONLINE
(2020-9-24 7:00)
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一般社団法人発明推進協会が発行する「特許公報」2020年9月16日発行分より、バイオ関連と判断できる主な特許の登録情報を以下に掲載します。
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